アマプラ写真保存（Amazonフォト）徹底ガイド！使い方や注意点まで解説

アマプラ（Amazonプライム）会員特典のひとつ、Amazonフォト（Amazon Photos）を利用したアマプラでの写真保存についてお調べでしょうか。

iPhoneやスマホ、そしてパソコンに溜まり続ける膨大な写真や動画のデータをどう整理し安全に保管するかは、多くの方に共通する悩みです。

特に「プライム会員なら容量無制限で使えるって本当？」といった疑問や、具体的な使用方法、さらには知っておくべきデメリットについて、正確な情報を求めている方も多いでしょう。

Amazon Photosでは一体何ができるのか、写真のダウンロードは簡単か、家族との共有も可能なのかなど、この記事ではAmazonフォトの基本的な使い方から、見落としがちな注意点まで詳しく解説していきます。あなたの大切な思い出を最適に管理する一助となれば幸いです。

【この記事でわかること】

Amazonプライム会員の写真保存容量が分かる
動画保存に関する注意点が理解できる
スマホやパソコンからの具体的なアップロード方法が分かる
ファミリーフォルダの使い方やデメリットを把握できる

アマプラ写真保存の基本と容量
アマプラ写真保存機能の具体的な使い方と注意点

アマプラ写真保存の基本と容量

Amazonフォト（Amazon Photos）とは？
プライム会員の容量について
動画保存は無制限じゃない？
写真保存でできること

Amazonフォト（Amazon Photos）とは？

Amazon公式

「Amazonフォト」はAmazonが提供しているクラウドストレージサービスで、特に写真と動画の保存・管理に特化しています。

以前は「Amazon Drive」という総合的なクラウドストレージサービスの一部でしたが、Amazon Driveが2023年にサービスを終了したことに伴い、Amazonフォトが写真・動画専用のサービスとして独立・強化されました。

Amazonのアカウントさえ持っていれば誰でも基本的な機能を利用できますが、その真価はAmazonプライム会員になることで発揮されます。

無料会員とプライム会員では利用できるストレージ容量に大きな差があるため、多くのプライム会員にとって主要な特典の一つとされています。大切な思い出を安全に、かつ高画質のまま保管するための強力な選択肢です。

サービスの主な特徴

Amazonアカウントで利用できる写真・動画専用のクラウドストレージ
プライム会員と無料会員で利用可能な容量が大きく異なる
専用アプリ（iOS, Android）やWebブラウザ、PC用デスクトップアプリからアクセス可能

プライム会員の容量について

アマプラの極・イメージ

Amazonフォトを利用する最大の魅力は、その圧倒的なストレージ容量にあります。Amazonプライム会員（有料会員）であれば、写真はなんと容量無制限で保存することが可能です。

さらに特筆すべきは、保存時に写真が圧縮されない点です。他の一般的なクラウドサービスでは、容量を節約するために写真が自動的に圧縮され画質が劣化することがありますが、Amazonフォトは撮影したままのフル解像度（オリジナル画質）で保存されます。

一眼レフで撮影した高解像度のRAWデータ（一部形式を除く）であってもそのまま保存できるため、画質の劣化を心配する必要が一切ありません。

一方、Amazonの無料会員の場合は、保存容量は写真と動画を合わせて5GBまでという制限があります。これはプライム会員がいかに優遇されているかを示す大きな違いです。

高画質な写真を気にせず無制限にバックアップできるのは、他のサービスと比較しても大きなアドバンテージでしょう。これによりスマートフォンの容量不足からも解放されます。

会員ステータス別容量比較
会員種別	写真ストレージ	動画ストレージ
プライム会員	容量無制限 (フル解像度)	5GBまで
無料会員	5GBまで（動画と合算）	5GBまで（写真と合算）

動画保存は無制限じゃない？

アマプラの極・イメージ

ここでAmazonフォトを利用する上で最も重要な注意点があります。誤解されている方も多いようですが、プライム会員特典として提供される「容量無制限」は、あくまで静止画（写真）のみに適用され、動画ファイルに関しては、プライム会員であっても無料会員と同じく5GBまでというストレージ制限が設けられています。

現代のスマートフォンでは4K動画の撮影も一般的になり、ファイルサイズは非常に大きくなっています。例えば高画質な4K/30fpsで撮影した場合、わずか10分程度で5GBの容量に達してしまう可能性もあるでしょう。

もし5GB以上の動画を保存したい場合は、Amazonが別途提供する有料のストレージプランに加入する必要があります。プランは月額250円の100GBプランから用意されており、必要に応じて容量を買い増す形になります。（参照：Amazon Photos ストレージプラン）

動画保存の制限に注意

Amazonフォトは「写真のバックアップ先」としては最強クラスですが、「動画のメインバックアップ先」としては、標準の5GBでは容量不足になる可能性が極めて高いです。

動画も無制限だと誤解したまま利用すると、すぐに容量オーバーの通知が来ることになるため、この違いは正確に理解しておきましょう。

写真保存でできること

アマプラの極・イメージ

Amazonフォトは単に写真をクラウドに保存するだけのサービスではありません。特にプライム会員であれば写真の管理や閲覧をより豊かにする、以下のような便利な機能を利用できます。

1. 写真の自動バックアップ（自動保存）

スマートフォンの専用アプリ（iOS/Android）で「自動保存」を設定しておけば、撮影した写真が自動的にAmazonフォトのクラウドへバックアップされます。

これにより、万が一スマートフォンを紛失したり、故障してデータが取り出せなくなったりしても、大切な写真を失うリスクを最小限に抑えられます。手動で操作する手間が一切かからないのは大きな利点です。

2. フル解像度での保存

前述の通り、写真は圧縮されずにオリジナルの高画質なまま保存されます。これは写真の品質にこだわりたい方や、将来的に大きなサイズでプリントアウトする可能性がある方にとって、非常に重要な機能です。

3. 高度な画像認識と検索機能

アップロードされた写真は、Amazonの高度なAI技術によって自動的に解析・分類されます。この機能により、キーワード検索が非常に強力です。

例えば、「犬」「猫」「夕焼け」「ビーチ」「東京タワー」といった一般的な名詞だけでなく、「人物」ごとの自動グルーピングや、「撮影地」（位置情報がオンの場合）での絞り込みも可能です。膨大な写真ライブラリの中から、目的の一枚を瞬時に見つけ出すことができます。

4. Fire TVやEcho Showとの連携

Amazonフォトの真価は、他のAmazonデバイスと連携することでさらに高まります。

Fire TV Stick: 保存した写真をリビングのテレビの大画面に映し出すことが可能です。Fire TVのスクリーンセーバーとして設定すれば、思い出の写真が次々と表示されるデジタルフォトフレームのように活用できます。
Echo Show (スクリーン付きスマートスピーカー): Echo Showのホーム画面（アンビエント表示）に、Amazonフォトのアルバムを指定して表示できます。「アレクサ、去年の夏の写真を見せて」と話しかけるだけで、声で写真を呼び出すことも可能です。

「この日の思い出」という機能も搭載されています。これは、過去の同じ日に撮影された写真を自動でピックアップして通知・表示してくれる機能です。アプリを開くたびに懐かしい思い出とも手軽に再会できますよ＾＾

アマプラ写真保存機能の具体的な使い方と注意点

iPhoneやスマホの自動保存設定
パソコンでの使い方
Amazon Photosの基本的な使い方
手動アップロードのやり方
保存した写真のダウンロード
家族と共有する機能
知っておくべきデメリット
アマプラ写真保存（Amazonフォト）の使い方や注意点について総括

iPhoneやスマホの自動保存設定

アマプラの極・イメージ

iPhoneやAndroidスマートフォンから写真を保存する最も簡単で確実な方法は、自動保存（自動バックアップ）機能を有効にすることです。一度設定してしまえば、あとはアプリが自動で作業してくれます。

ここでは、多くの利用者がいるiPhoneアプリ（iOS版）を例に、基本的な設定手順を解説します。

自動保存のやり方 (iOSアプリ)

App Storeから「Amazon Photos」アプリをダウンロードし、インストールします。
アプリを起動し、ご自身のAmazonアカウント（プライム会員のアカウント）でログインします。
初回起動時、または画面右上のプロフィールアイコン（設定）から「アップロードの設定」に進みます。
「自動保存」の項目をオン（有効）にします。
「写真の保存」のスイッチがオンになっていることを確認します。（ここで「動画の保存」もオンにできますが、5GBの容量制限を意識してください）

この設定だけで端末のカメラロールで撮影・保存された写真が、バックグラウンドで自動的にAmazonフォトにアップロードされるようになります。

データ通信量（ギガ）の消費を防ぐため、設定内の「携帯データの使用」に関する項目は必ず確認しましょう。「Wi-Fi接続時のみアップロードする」（モバイルデータでのバックアップをオフ）に設定しておくことをおすすめします。

また、Android版アプリでも基本的な流れは同じです。Google Playストアからアプリを入手し、同様に自動保存を設定できます。

パソコンでの使い方

アマプラの極・イメージ

すでにパソコンのハードディスクに大量の写真を保存している場合でも、Amazonフォトにバックアップすることが可能です。主な方法は2つあります。

1. Webブラウザで利用する

最も手軽な方法です。Google ChromeやSafari、EdgeなどのWebブラウザを開き、「Amazon Photos」の公式サイトにアクセスしてログインします。

特別なソフトをインストールする必要はありません。ブラウザの画面上に写真ファイルやフォルダをドラッグ＆ドロップするだけで簡単にアップロードが開始されます。アルバムの作成・管理や、写真のダウンロードもブラウザ上で行えます。

2. デスクトップアプリを利用する

より高機能で継続的なバックアップを行いたい場合は、Amazon Photosのデスクトップアプリ（Windows/Mac対応）をインストールする方法がおすすめです。

このアプリをインストールするとバックアップ機能が使えます。パソコン内の特定のフォルダ（例：「マイピクチャ」フォルダ）を指定しておくと、そのフォルダに追加された写真が自動でAmazonフォトにバックアップ（同期）されます。一度設定すればあとはアプリが自動でチェックしてくれるため非常に便利です。

ブラウザ版とアプリ版の使い分け

Webブラウザ版: たまに少量の写真をアップロードする。PCにソフトをインストールしたくない。
デスクトップアプリ版: PC内の写真フォルダ全体を継続的にバックアップしたい。

個人的にはこのような感じで使い分けるのがおすすめです。

Amazon Photosの基本的な使い方

Amazonフォトの利用を開始するには、大前提としてAmazonのアカウントが必要です。

普段Amazonで買い物をしている方であれば、そのアカウント（メールアドレスとパスワード）をそのまま使用できます。まだアカウントを持っていないという方は、まずAmazonの公式サイトで無料会員アカウントを作成しましょう。

Amazonフォトの全機能（特に写真の容量無制限）を利用するためにはプライム会員である必要があります。無料会員登録後に、AmazonのWebサイトからプライム会員への申し込み手続きを行いましょう。

プライム会費は月間プラン（月額600円）または年間プラン（年額5,900円）から選択できます。（参照：＞＞Amazonプライム公式サイト ※2025年11月現在の情報）

ちなみに、スマートフォンのAmazon Photosアプリ内からはプライム会員の申し込みが直接できない場合があります。その場合は、一度スマートフォンのWebブラウザ（SafariやChrome）からAmazonのサイトにアクセスし、プライム登録の手続きを行う必要があります。

手動アップロードのやり方

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「自動保存は便利だけど、スマートフォン内のすべての写真ではなく、自分で選んだお気に入りの写真だけアップロードしたい」というニーズもあるでしょう。もちろん手動でのアップロードも簡単に行えます。これはスマホアプリからの操作が直感的で分かりやすいです。

手動アップロードの手順 (スマホアプリ)

Amazon Photosアプリを開き、ログインします。
画面下部（または右下）にある「…」（その他）マークをタップします。
メニューから「アップロードする写真とビデオの選択」をタップします。
スマートフォン内に保存されている写真や動画が一覧（カメラロール）で表示されます。
アップロードしたい写真をタップして選択します（複数選択可）。
選択が完了したら画面上部（または右上）にある「アップロード」ボタンをタップします。

この方法なら旅行で撮影したベストショットだけ、子供のイベント写真だけ、といった形で、意図したデータのみをAmazonフォトに保存・整理できます。

保存した写真のダウンロード

アマプラの極・イメージ

Amazonフォトに保存した写真は、いつでも好きな時にスマートフォンやパソコンにダウンロードして戻すことが可能です。バックアップとしてだけでなくデバイス間の写真移動にも使えます。

操作は簡単で、アプリまたはWebサイトでダウンロードしたい写真を開くか、一覧画面で長押しして選択状態にします。その後、メニューから「ダウンロード」を選択するだけです。

複数の写真を一度に選択してまとめてダウンロードすることも可能です（Webブラウザ版ではZipファイルとして一括ダウンロードされます）。

アルバムごとの一括ダウンロードは不可

Amazonフォトで作成した「アルバム」をアルバム（フォルダ）ごと一括でダウンロードする、という直接的な機能は提供されていません。

アルバム内の写真をすべてダウンロードしたい場合は、一度そのアルバムを開き、中の写真を「すべて選択」してからダウンロード操作を行う必要があります。この一手間が必要な点は覚えておきましょう。

家族と共有する機能

アマプラの極・イメージ

Amazonフォトの魅力的な機能の一つに、「ファミリーフォルダ」があります。これはプライム会員がオーナーとなり、最大5人までの家族や友人を招待して、共通のストレージスペースに写真や動画を共有できる機能です。

この機能の最大の特徴でありメリットは、招待されたメンバー（プライム会員である必要はありません）も、オーナーであるプライム会員と同様に「写真の容量無制限ストレージ」の特典を無料で利用できるようになる点です。

ただし、招待される側もAmazonの無料会員アカウントは持っている必要があります。

家族旅行や子供の成長記録など、家族全員で共有したい写真を「ファミリーフォルダ」にアップロードしておけば、全員がいつでも自分のデバイスから閲覧・ダウンロードできます。各自が撮影した写真を一箇所に集約するのにも非常に役立ちます。

プライム会員一人分の会費で、家族最大6人（本人＋招待者5人）が写真無制限の恩恵を受けられる、非常にお得な機能と言えますね＾＾

知っておくべきデメリット

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これまでAmazonフォトに関する多くのメリットをご紹介してきましたが、実はAmazonフォトを利用する上で事前に理解しておくべきデメリットや注意点も存在します。これらを知らずに使うと、将来的に「こんなはずじゃなかった…」と後悔する可能性があるため、利用前にしっかりと理解しておきましょう。

1. 動画ストレージはわずか5GBまで

最重要と言ってもいいポイントなので繰り返しますが、プライム会員であっても動画の無料ストレージは5GBまでです。

写真と同じ感覚で動画を自動保存設定にしていると、あっという間に容量が一杯になり、追加の有料プラン契約を促されます。動画のバックアップを主目的とするサービスではないことはあらかじめ認識しておきましょう。

2. プライム会員解約後のデータ削除リスク

Amazonフォトの特典は、あくまで「プライム会員であること」に紐付いています。もしプライム会員を解約して無料会員に戻った場合、ストレージ容量は無料会員の5GB（写真・動画の合計）に戻ります。

その時点で5GBを超えて写真や動画を保存していた場合、アカウントは「容量超過」の状態となり、その状態では新規のアップロード、同期、共有ができなくなります。（ダウンロードは可能です）

そしてAmazonのファイル保存ポリシーによると、容量超過の状態が180日間続くと、Amazonはアカウントの容量超過が解消されるまでファイル（写真・動画）を削除する権利を有しています。

通常は最近アップロードしたファイルから順に削除され、気づかないうちに大切なデータが一気に失われる可能性があるため注意が必要です。

3. 長期間利用しないと削除される可能性

前述のポリシーには、アクティブな利用がない場合についても言及されています。Amazonフォトへのアップロード、ダウンロード、またはアカウントへのサインインが2年（730日間）行われなかった場合、すべてのファイルが削除されてしまう可能性があります。「一度預けたら永遠に安全」というわけではありません。

4. 他人に見られる潜在的リスク

これはAmazonフォト特有の問題ではなく、すべてのクラウドサービスに共通するリスクですが、設定ミスや不注意によって意図せず写真が他人に見られる可能性はゼロではありません。

共有リンクの誤送信: アルバムや写真を共有するために生成したリンクを間違った相手に送ってしまうと、リンクを知っている人なら誰でも閲覧できてしまいます。
アカウントの共有: 家族でAmazonのアカウント（ショッピング用）を共有している場合、そのアカウントでAmazonフォトに自動保存すると、家族全員が写真を見れる状態になります。プライベートな写真がリビングのFire TV Stickのスクリーンセーバーに突然表示されてしまう、といった事態も起こり得ます。

このようなリスクの対策としては、Amazonアカウントの二段階認証を必ず設定し、プライベートな写真を扱う場合はアカウントを家族と共有しない、といった自衛策が重要です。